海の彼方の
  ニッポンを訪ねて
  • ■私たちは英霊顕彰を柱とする民間交流の拡大と深化によって、世界一の親日国・台湾との国交回復を図るとともにわが国・日本を世界に冠たる道義国家として再建することを目的に活動しています。
  • ■平成11年に開始された台湾慰霊訪問の旅も早いもので、今秋で18回目を迎えます。この間、台湾の皆様には心暖まる歓迎をしていただき、誠の家族交流・兄弟交流を深めることができました。
  • ■そこでこの度、訪問団の報告を中心にその足跡をまとめ、団員の声として参加者の感想文を集大成しましたので、公開させていただきました。本来ならば参加者全員の感想発表を掲出させていただくところですが、とりあえず事務局で厳選させていただきましたことをご容赦願います。
  • ■ご覧になる場合は上記の項目をクリックしていただければ目的のメッセージに到達いたします。この情報をご参考に台湾慰霊訪問の旅にご参加いただければ幸甚の極みです。

特別講演会ムービー
日台の魂の交流・第11回台湾特別講演会
 日時:平成25年6月2日(日) 開演13時(開場12時30分)
 開場:福岡ガーデンパレス1階ホール
     福岡市中央区天神4-8-5 TEL(092)713-1112
 会費:1,000円(学生500円)
 定員:200名
式典
基調講演
 演題「思想的背景から見た日台の魂の交流
     - 日本人の生と死を見つめながら魂の深層を探る」
 講師:黄文雄先生(文明史家)
パネルディスカッション
 演題「今後の日本と台湾の真の交流について - 私たちがめざすべき日台の関係」
 パネリスト:黄文雄先生(文明史家)
        施光恒先生(九州大学大学院准教授)
        柳原憲一先生(西日本台湾学友会前会長)
 コーディネーター:小菅亥三郎(日華(台)親善友好慰霊訪問団団長)
[行事の目的]
 わが国と同じ価値を共有できる国・台湾。真、誠、和、作、清を心から受容してきた国・台湾。最も公心(おおやけごころ)を体得してくれた国・台湾。この台湾と生命の絆を結び、魂の交流を現在形で保ち続け、拡大させていくことの中にこそ両国の繁栄と東アジアの平和と安定の道があると信じる次第です。
 平成13年5月、そのような台湾に行こうと呼びかけた全国紙(読売)における団員募集広告が翌14年は掲載不許可。それは中共領事館の圧力が原因といわれますが、そのような外圧に屈する戦後的言語空間の脆弱性の中にこそ真の原因ありと喝破し、平成15年に開始したのが、この台湾特別講演会です。
 産經新聞を除く全ての全国紙やメディア大手が米軍による占領統治の奇形的残滓をひきずり、変異しながらエイリアン化している今日のわが国の言語空間において、この企画の与える衝撃は計り知れないものがあると思います。
 そのひとつは、戦前の日本統治時代を肯定した物の見方です。すなわち、わが国・日本の台湾統治、朝鮮統治、南洋統治、満州建国は正しかったとする見方です。二つ目は、日清、日露、大東亜の戦役は必然であり、征戦かつ聖戦であり、かつ未だ継戦中であるという視点です。三つ目は明治、大正、昭和と続く在外統治と民族解放のための戦いを肯定してこそ、台湾を含むアジアの民衆の声を正しく聞くことができるという姿勢です。そして四つ目は、わが国の尊厳とアジアの自主独立のために散華された英霊の勲しに素直に頭を垂れる謙虚さです。
 本日ご参加の皆様のご理解とご支援、ご鞭撻をお願いする次第です。

[講演の要旨]
 死者を大事にする日本人の死生観は世界でも異彩を放っています。目に見えるものを重んじる儒教文化圏の中国・韓国と、目に見えないもの、魂と心を重んじる仏教・神道文化の日本とは心のあり方、整え方まで違ってきます。
 死者に対する慰霊訪問活動は世界的に見ても日本だけではないでしょうか。日本人はお葬式には絶対といっていいほど参列します。義理堅い日本人と中国人・韓国人とは生死に関する思いが全く違います。
 日本人だけが魂のことに関してなぜこうも心を寄せるのでしょうか。日本と台湾の交流は、目に見える交流より、数と量だけでなく質も考えた「物から心への交流」を考えた方がよいのではないでしょうか。
 死者に耳を傾けることができる私たち日本人は、魂を理解せず死者を政治的に利用することしか考えない中国や韓国との交流はいいかげんにして、魂の交流ができる台湾との関係をより強固にしていくことが大切ではないかと思います。



●式典

国旗敬礼
国歌斉唱
黙祷
『生命の絆』唱和
筑前琵琶
開会の辞
団長挨拶
来賓・役員紹介
祝辞
祝電披露
協賛・後援団体紹介
台湾の声

●基調講演

「思想的背景から見た日台の魂の交流
   - 日本人の生と死を見つめながら魂の深層を探る」
 講師 黄文雄 先生
  
①「なぜ日本人のお墓がここに?」との際会から決めた
 「日本人とは?」を問う - ある日本文化人の人生
②「芝山巌六士先生」の知られざる戦後物語
 - そこにも魂の歴史がある
③「死者悉皆成仏」の文化と「死んでも敵の魂を食う」文化
 - 文明とはちがい どこの文化もユニークである
④日本救援隊の「黙祷」がなぜ台湾人に大きな衝撃と感動を
 あたえたのか
⑤縄文人と台湾原住民のDNAから解く日台文化の基層
 - ここには歴史のはじまりと別れ道がある
⑥東アジアの文化基層から探る魂の歴史としての精神史
 - シャーマニズムから 歌の歴史も涙の歴史も…
⑦比較文明から語る日・中・韓の文化のコア
 - 文化要素と文明のしくみ そして文明の「場」から…
⑧神道と道教が語る日台の精神文化
 - ことに その地獄の思想と精神世界 
⑨日本人と台湾人の死生観
⑩鈴木大拙の「日本的霊性(れいじょう)」から探る「台湾霊性」
⑪一台湾人から見たフェーゲルの精神現象学と空海の「十住心論」
⑫日台の魂の交流を見る眼から - 魂の歴史をどう見つめ、捉えるべきか?

●パネルディスカッション

「今後の日本と台湾の真の交流について
      - 私たちがめざすべき日台の関係 」
パネリスト:黄文雄 先生(文明史家)
       施光恒 先生(九州大学大学院准教授)
       柳原憲一 先生(西日本台湾学友会前会長)
コーディネーター:
      小菅亥三郎(日華(台)親善友好慰霊訪問団団長)
万歳三唱
閉会の辞



[講師のご略歴]
 黄文雄先生(こうぶんゆう)
  昭和13年(1938)台湾高雄県岡山鎮生まれ。昭和36年(1961)来日。昭和44年(1969)早稲田大学商学部卒業。昭和46年(1971)明治大学大学院政治経済学研究科西洋経済史学修士。現在、拓殖大学日本文化研究所客員教授。

 施光恒先生(せてるひさ)
  昭和46年(1971)福岡県生まれ。平成元年(1989)福岡県立修猷館高等学校卒業。平成5年(1993)慶応義塾大学法学部卒業。平成13年(2001)慶応義塾大学大学院法学研究科博士課程修了。九州大学大学院比較社会文化研究院助教授を経て現職。

 柳原憲一先生(やなぎはらけんいち)
  昭和32年(1957)台湾彰化県和美鎮生まれ。昭和59年(1984)来日。平成5年(1993)九州大学医学部卒業。九州大学医学部附属病院医員。現在、福岡県大野城市の医療法人柳原皮膚科クリニック理事長。台湾平埔族研究家。


[日華(台)親善友好慰霊訪問団とは]
 平成11年3月に九州不動産専門学院グループの職員研修旅行で、台湾訪問を契機に結成された団体です。以後、九栄会を始めとして様々な団体(企業含む)のご支援・ご協力をいただきながら今日に至っています。この14年間で、訪台回数19回、滞在日数1,824人日、団員として台湾を訪れた人は延べ426名(正味252名)、現地台湾でご縁のできた方はお陰様で700名を越えるまでになりました。
 大東亜戦争で散華された台湾同胞3万3千余柱の英霊顕彰と慰霊祭参列(台中・宝覚寺)、台湾のために尽くされた日本人が神様として祀られている各地の神社を含む日本統治時代ゆかりの地の見学や参拝、現地台湾同胞との家族交流・兄弟交流等と通常のツアーでは味わえないタイムトラベルを実施し、今では日台の魂の交流として広く認知されるまでになりました。


[主な年間行事(4月~翌年3月)]
 ■台湾特別講演会・懇親会(6月上旬開催)
 ■結団式・壮行会(10月下旬開催)
 ■台湾慰霊訪問の旅(11月下旬実施)
 ■帰朝報告会・新年会(1月下旬開催)
 ■スタジオ日本 日曜討論(3月下旬出演)
 ■産經新聞・ライセンスメイト(通年掲載・季刊発行)


[日台の魂の交流・台湾特別講演会の履歴]
 ■第1回(平成15年6月7日開催)  
【山口秀範先生(国民文化研究会事務局長)「台湾に根づく日本精神-六士先生を中心に」】
 ■第2回(平成16年6月5日開催)  
【張国興先生(久留米大学法学部教授)「台湾の現状-総統選挙を中心に」】
 ■第3回(平成17年6月4日開催)  
【黄文雄先生(文明史家)「反日教育を煽る中国の大罪-中国が反日・仇日に転じた本当の理由」】
 ■第4回(平成18年6月3日開催)  
【黄文雄先生(文明史家)「台湾・中国が衝突する日-これからの台・中・日・米関係の徹底分析」】
 ■第5回(平成19年6月2日開催)  
【黄文雄先生(文明史家)「増大する覇権主義中国の軍事的脅威-日台はいかに対応すべきか」】
 ■第6回(平成20年6月8日開催)  
【黄文雄先生(文明史家)「日本人の道と精神(こころ)」/清水馨八郎先生(千葉大学名誉教授)「日本文化の本質を知ろう-新『教育勅語』のすすめ」】
 ■第7回(平成21年6月7日開催)  
【黄文雄先生(文明史家)「台湾と日米中の現在と未来-台湾と中国の最終戦争は避けられるか」/柳原憲一先生(西日本台湾学友会会長)「江見政治と竹東大?-今、甦る台湾水力発電の父」】
 ■第8回(平成22年6月5日開催)  
【明石元紹先生(明石元二郎令孫・画家)黄文雄先生(文明史家)「郷土福岡が生んだ世界的英雄・偉人-明石元二郎台湾総督の生涯」】
 ■第9回(平成23年6月4日開催)  
【黄文雄先生(文明史家)「中国が沖縄を獲る日-中国の「千船保釣」を打ち砕こう!」】
 ■第10回(平成24年6月3日開催)    ■第11回(平成25年6月2日開催)  
【基調講演 黄文雄先生(文明史家)「思想的背景から見た日台の魂の交流-日本人の生と死を見つめながら魂の深層を探る」/パネルディスカッション 黄文雄先生(文明史家)・施光恒先生(九州大学大学院准教授)・柳原憲一先生(西日本台湾学友会前会長)「今後の日本と台湾の真の交流について-私たちがめざすべき日台の関係」】

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